こんにちは、ksukeです!今回は、スタジオ撮影やポートレート撮影で欠かせない「ソフトボックス」についてお話しします。
ソフトボックスには、いくつかの形状がありますが、特に人気なのが「オクタゴン型」と「スクエア型」です。それぞれの形状には独自の特徴があり、用途や撮影シーンに応じて使い分けることが求められます。この記事では、オクタゴン型とスクエア型のソフトボックスの特徴について詳しく見ていきましょう。
オクタゴン型ソフトボックスの特徴
まず、オクタゴン型ソフトボックスについてです。オクタゴン型は、その名の通り八角形をしたソフトボックスで、光の質が非常に柔らかく、自然な仕上がりになるのが特徴です。光源が丸みを帯びているため、被写体に対して均一に光を当てることができ、特にポートレート撮影で重宝されています。
オクタゴン型のもう一つの魅力は、目の中に映るキャッチライトの形です。八角形のキャッチライトは、自然で優しい印象を与えます。この点が、写真の仕上がりに大きな影響を与えるため、ポートレート撮影ではオクタゴン型が選ばれることが多いです。また、オクタゴン型はその形状から、周囲の光の広がりが非常に均一で、影のエッジも柔らかくなるため、被写体を立体的に引き立てることができます。
スクエア型ソフトボックスの特徴
次に、スクエア型ソフトボックスについてです。スクエア型は、文字通り正方形や長方形の形をしたソフトボックスで、オクタゴン型に比べてよりシャープで直線的な光の広がりが特徴です。このため、被写体に対してクリアでコントラストの高い照明が可能です。スクエア型は、商品撮影やファッション撮影など、より正確で力強い光を求められるシーンに適しています。
また、スクエア型のソフトボックスは、セットの配置や他の機材との組み合わせがしやすいという利点があります。例えば、背景に対してきっちりとした直線的な光を当てたい場合や、被写体の輪郭を際立たせたい場合には、スクエア型が非常に有効です。特にプロダクト撮影では、スクエア型のソフトボックスが活躍するシーンが多いです。
両者の比較と選び方
では、オクタゴン型とスクエア型のどちらを選べば良いのでしょうか?これには、撮影の目的やシーンに応じて選ぶことが大切です。
ポートレート撮影: 自然で柔らかい光が求められる場合には、オクタゴン型が最適です。被写体の肌の質感を滑らかに映し出し、キャッチライトも自然な形になるため、人物撮影には特に向いています。
商品撮影: スクエア型は、シャープでコントラストの強い光が得られるため、商品のディテールをしっかりと捉えたい場合に適しています。特に、製品の形状や質感を強調したいシーンでは、スクエア型が力を発揮します。
背景を均一に照らしたい場合: オクタゴン型は、周囲の光の広がりが均一なので、背景全体を柔らかく照らすのに適しています。一方で、スクエア型は直線的な光のため、背景に対してコントラストを付けたい場合に効果的です。
まとめ
オクタゴン型とスクエア型のソフトボックス、それぞれに特有のメリットがあります。どちらが優れているかというよりも、撮影の内容や目的に応じて使い分けることが重要です。柔らかく自然な光を求めるならオクタゴン型、シャープでコントラストの強い光を求めるならスクエア型と、シーンに合わせた選択をすることで、撮影の幅が広がります。
皆さんも、それぞれの特徴を理解し、自分の撮影スタイルに合ったソフトボックスを選んでみてください。どちらの形状も、適切に使えば素晴らしい結果をもたらしてくれるはずです!