コンパクトで高画質動画が撮影できるFX30。FX30は優れたアクティブ手振れ補正機能を備えていますが、YouTubeなどで見られるように、手振れは完全には解消できません。iPhone、DJI Pocket、Insta360といったジンバル内蔵やデジタル補正に優れたカメラもありますが、解像度やボケ味に関しては、一眼レフカメラの方が圧倒的です。
旅行などで荷物を減らしたい場合、ジンバルの使用が難しい時は、手持ち撮影で工夫を凝らす必要があります。そこで、手振れを抑えるための方法を列挙しました。中には練習が必要なものもありますが、いい映像を撮影したい方にはぜひチャレンジしていただきたいです。
日頃の準備
- 軽いレンズにする
軽量なレンズは手持ちでの操作がしやすく、ブレも軽減できます。 - 超広角レンズを選ぶ
広角レンズは視覚的なブレを抑えやすく、手振れの影響が少なくなります。 - レンズ内手振れ補正のあるレンズを使う
レンズ側での補正が手振れ軽減に大きく貢献します。 - 三脚がだめなら一脚を用いる
観光地などで使用が制限される場合もあるので事前確認が必要です。 - BODYのアクティブ手ブレ補正をオンにする
カメラ本体の手ブレ補正機能を最大限活用します。 - カタリストブラウズでのスタビライズを使う
撮影後に補正を行うことも可能ですが、手振れ補正と併用する場合は注意が必要です。
撮影現場に行く前に
- フレームレート(FPS)の設定
目的に応じて適切なフレームレートを設定し、スムーズな映像を目指します。 - シャッタースピード(SS)を適切に設定する
1/50や1/100秒といった適切なシャッタースピードを選択します。 - 撮影する内容を事前に決めておく
撮影プランを事前に決めておくことで無駄な動きを減らし、安定した映像が撮れます。
撮影中
- 急な動きは避けてゆっくり動く
カメラの急な動きは手振れの原因になります。ゆっくりとした動きを意識しましょう。 - カメラを左右に振らない
パンやティルトは慎重に行い、急な振りを避けます。 - カメラストラップを活用する
ストラップを首に掛け、ピンと張ることで安定感が増します。 - 忍者歩きでブレを抑える
足を柔らかく使い、衝撃を吸収するように歩くことで、上下のブレが減ります。 - 上半身を安定させる
体を使ってカメラをしっかりとホールドし、ブレを最小限に抑えます。 - 長時間撮らない
疲れるとブレが大きくなりやすいため、適度に休みながら撮影を行いましょう。
まとめ
FX30のアクティブ手振れ補正やカタリストブラウズを活用しつつ、撮影の前後や実際の撮影中に工夫を凝らすことで、シネマチックで安定した映像が得られます。特に手持ち撮影では、テクニックや準備が重要です。良い映像を撮るために、ぜひこれらの方法を試してみてください。