こんにちはKsukeです!今回は、最近話題の「Samyang V-AF 35mm T1.9」を半年間使ってみた感想をお届けします。このレンズは、コストパフォーマンスが素晴らしく、シネマライクな表現ができる一方で、写真も高画質に仕上がるというまさに一石二鳥な一本です。では、さっそく良い点と悪かった点を見ていきましょう!
良い点
1. ジンバルにちょうどいいサイズ感
このレンズ、非常にコンパクトで軽量なので、ジンバルを使う際に非常に便利です。軽い機材を好む人にとっては、負担を感じずに長時間撮影が可能です。
2. シネマライクな表現が簡単に実現
T1.9という明るさと、シネマレンズならではの美しいボケ感を活かして、映画のようなドラマチックな映像表現が可能です。特に夜景やポートレート撮影では、その性能が一段と引き立ちます。
3. シネマレンズなのに、他の焦点距離でも同じサイズ・重さ
V-AFシリーズは35mmだけでなく、他の焦点距離のレンズも同じサイズ・重さに設計されています。これにより、ジンバルのバランスを一度設定すれば、レンズ交換の際に再調整する必要がありません。これは非常に便利で、撮影の効率を大幅に向上させます。
4. シネマレンズなのに、AFも使える!
多くのシネマレンズはマニュアルフォーカスのみですが、このSamyang V-AF 35mm T1.9はオートフォーカスも搭載しています。もちろん、マニュアルフォーカスにも対応しており、フォローリングも使えるため、シネマティックなフォーカスワークも自由自在です。
5. シネマレンズなのに軽い!
シネマレンズと言えば、重いというイメージがありますが、V-AF 35mmは280gとかなり軽量で取り回しが非常に良いです。これにより、持ち運びや長時間の手持ち撮影も苦になりません。
6. シネマレンズなのに写真も綺麗!
シネマレンズでありながら、静止画でも優れた解像度と発色を誇ります。映画風の映像だけでなく、日常のスナップや風景写真も美しく撮れるのが魅力です。いくつかスチルで撮影したものがあるのでご覧ください↓
悪かった点
1. フォーカスが迷うことがある
オートフォーカスの性能ですが、暗所ではフォーカスが迷うことがありました。SonyやZeissのレンズと比べると、その差が顕著に感じられるかもしれません。しかし、これはSamyangに限らず、タムロン28-75mm初期型やシグマ24mmでも見られた現象なので、非純正レンズではある程度仕方がない部分とも言えます。割り切りが必要かもしれません。
2. SONYの新しいレンズとの比較
最近登場した「SONY 10-20mm G」や「15mm G」などの軽量かつコストパフォーマンスの良いレンズも非常に魅力的です。シネマライクな表現も可能なので動画に特化したい場合は、これらの新しいSONYレンズを検討する価値もあります。Samyang V-AFも優れていますが、選択肢が増えてきました。
まとめ
Samyang V-AF 35mm T1.9は、シネマレンズのエッセンスを持ちながら、写真でも高画質な描写を提供してくれる素晴らしいレンズです。軽量でジンバルに最適、シネマライクな映像表現が可能で、AFも搭載されているため、初心者から上級者まで幅広く使えます。フルサイズでの撮影でエモい写真を求める方や、シネマレンズを手軽に体験してみたい方には、コストパフォーマンスも非常に良いので、ぜひ一度試してみてください!